ドラゴンクエストTRPG

呪文・特技の判定

キャラクターが習得している呪文や特技を使用する際のルールです。

データの見方

対象

表記 戦闘中 非戦闘中
術者 術者のみ効果あり。 術者のみ効果あり。
接触 仲間:誰でも1体。
敵:近接攻撃が可能な1体。
接触している1体。
単体 誰でも1体。 10メートル以内の1体。
近単 仲間:誰でも1体
敵:近接攻撃が可能な1体。
5メートル以内の1体。
範囲 隣接する4エリア(前衛・後衛は問わないが全て偏らせることはできない)。 直径5メートルの範囲。その範囲の円周まで最大10メートル。高さは3メートル程度。
帯状 隣接する5エリア(前衛・後衛は問わない)。 10メートル以内の1点から、幅2メートル、長さ10メートルの範囲。
自陣 自陣全体(待機エリアは含まない)。 術者を含めた直径10メートルの範囲。
敵陣 敵陣全体(待機エリアは含まない)。 直径10メートルの範囲。その範囲の円周まで最大50メートル。高さは3メートル程度。
全体 自陣・敵陣すべて(待機エリアは含まない)。 術者を含めた直径50メートルの範囲。高さは3メートル程度。
広域 戦闘中は使われない。 半径500メートルの範囲。

持続

表記 解説
一瞬 ほんのわずかな時間。及ぼした効果は基本的に永続。対抗はできるが、《マホステ》の対象にはならない。
1ターン 発動したターンが終わるまで(具体的には、ターン終了フェイズまで)。
Nターン 発動したターンの次のターンからカウントして、Nターン目が終わるまで(具体的には、ターン終了フェイズまで)。非戦闘中は「N×10秒」くらい持続。
N分間 N分間くらい持続。戦闘中は「N×6ターン」持続。
N時間 N時間くらい持続。
N日間 N日間くらい持続。1日の区切りは朝6時あたり(つまり持続が1日なら、翌朝6時あたりまで持続)
集中 強く集中している間だけ持続する。ダメージを受けた場合、〈意志〉に成功しないと集中が途切れる。
成功評価 発動の成功評価によって、持続が変化する。それぞれの解説参照。
攻撃終了 攻撃が終了するまで(ダメージ算出が終わるまで)
防御終了 防御が終了するまで(防御力算出まで)
特技終了 指定された特技が終了するまで。
永久 何らかの手段で解除されるまで、永遠に持続する。

種別

表記 解説
目標値 持続中に《マホトラ》などによって強制的に解除されようとした時、それに抵抗します。設定された目標値が、解除の難易度になります。逆に言えば、「目標値」の種別を持たない呪文は抵抗しないので、《マホトラ》などで簡単に解除することができます。
集中 集中している時だけ効果を発揮します。集中を解いてしまうと効果は途切れますが、持続中なら再度「集中」すれば、即座に効果が再開します(持続が「集中」の呪文は、集中を解いてしまうと持続が終了します)。
対抗 相手の行動に割り込んで「対抗」で使用することができます(もしくは対抗専用です)。どのような行動に割り込めるのかは、呪文によって異なります。
幻覚 対象の知覚を騙して現実にはないものを感じ取らせます。対象に違和感を与えてしまうと「不信」を試みられてしまいます。幻覚だと見破られた後に消えるかどうかは、呪文によって異なります。
探知 対象に魔法感覚を与えます。五感では知覚できない情報を探ることができるようになりますが、「逆探知」の対象になってしまいます。五感を強化・拡張する系統の魔法は「探知」には種別されません。
視線 視線に魔法的な力を与えます。五感では知覚できない情報を探ることができるようになりますが、直接見える範囲内になります。「逆探知」の対象になりません。
儀式 呪文を発動させるためには数時間~数日の長い儀式が必要です。儀式には、複数の魔術師が参加することが可能です。
非解除 《マホステ》で解除できません。術者の任意でも解除できませんが、解除できる何かしら特定の方法が、必ず設定されます(合言葉、特定の行動、使命の達成、依代の破壊など。条件を術者が決められるかどうかは魔法ごとに異なります)。解除できる専用魔法が用意されている場合もあります(呪いには《シャナク》など)。
毒ガス 効果を気体に付与された形で発生し、対象に吸い込ませるか、ガスが接触した皮膚から浸透する形で効果を与えます。数エリアを占有する巨大サイズを対象にする場合、決められたエリア数を範囲内に入れないと効果を及ぼせません。
無波動 魔力の波動を発しないので、{魔力感知}や魔力を感知する呪文や特技で感知できません。《マナルータ》には発見され、中身も分析されてしまいます。
身体 対象の肉体(能力)に魔法的な力を与えます。同じような効果は重複しません(後からかけた方が「上書き」になります)。逆の効果の魔法がかけられると、互いに打ち消し合います。異なる効果の魔法は、干渉することなく共存してくれます。
精神 対象の精神(感情・自我)に影響を及ぼします。他に「精神」の効果がかけられると、後からかけた魔法で「上書き」されます(《ザメハ》は平常心を上書きすることで「精神」を解除する呪文です)。精神を持たない怪虫、怪魚、アンデッド、魔法生物には、当然ながら効果は及ぼせません。鳥獣、妖精、魔獣、魔族、龍族などは精神を持つので効果があります。詳しくは、各モンスターのデータを参照してください。
物体 一般品や武器・防具・装飾品、薬品など、無生物が対象になります。同じような効果は重複しません(後からかけた方が「上書き」になります)。逆の効果がかけられると、互いに打ち消し合います。異なる効果の魔法は、干渉することなく共存してくれます。生物は対象にできませんが(アンデッド、魔族、精霊なども対象にできません)、髪の毛や皮膚の表面など体の一部を「無生物」扱いできる場合もあります(状況に応じてその都度GMが決めてください)。無生物は基本的には抵抗を行いません。魔法生物は対象にできますが、判断力に応じて抵抗を行うでしょう。呪文によっては、対象の形状や材質、用途などを考慮せずにかけると、意味がなかったり、対象を損なってしまったりすることもあります。
拡大 肉体や物体、魂の潜在能力を呼び覚まし、超能力的な効果を得ます。「身体」「精神」とは異なって生物以外にもかけられたり、複数の呪文を同一対象にかけられたりします。